教育底上げ実践会 NPO KYOIKU SOKOAGE JISSENKAI

底をげる

特定非営利活動法人
教育底上げ実践会

通信制高校への講師派遣と、教育支援。学びの頂を競わせるのではなく、すべての生徒が立つ地面そのものを、静かに、確実に持ち上げていく法人です。

TOKYO ADACHI AYASE / EDUCATIONAL SUPPORT
SCROLL

01 / Contour

頂を尖らせるより、
大地ごと持ち上げる。

教育の成果は、しばしば頂の高さで語られます。けれど頂が伸びても、裾野が沈んだままなら、差は開いていくだけです。

私たちが手をかけるのは頂ではありません。全体を支えている、底のほうです。つまずいた地点で止まっている生徒、学校に通う形が合わなかった生徒、学び直したいのに入口が見つからない生徒。その一人ひとりの足元に土を入れ、立てる高さまで地面を上げていく。それが「底上げ」という言葉に込めた仕事です。

地面が上がれば、その上に立つ人は全員、同じだけ高くなります。誰かを引き上げるのではなく、地形を変える。私たちはそれを、等高線を書き換える仕事だと考えています。

A / 頂を伸ばす

BASE UNCHANGED

一部の到達点は伸びる。しかし基準面は動かず、届かない層はそのまま取り残されます。

B / 底を上げる(私たちの方法)

DATUM RAISED — ALL LEVELS UP

基準面そのものが上がる。上に立つ全員の高さが同時に変わり、差ではなく水準が動きます。

朝もやのかかる低い丘陵。層をなす稜線が等高線のように重なっている。
IMAGE / 層をなす地形。高さは、いつも下から積み上がる。

02 / Datum

足立区綾瀬。
低い土地から、はじめる。

私たちの事務所がある足立区綾瀬は、綾瀬川と荒川にはさまれた低地です。標高は高くありません。だからこそ、「底を上げる」という言葉の重さを、地面の側から知っている場所だと思っています。

綾瀬の「綾」は、斜めに交わる織り目のこと。まっすぐ一本の道だけが正解ではない、という意味に、私たちは勝手に読み替えています。通信制高校で学ぶ生徒の道筋は、まさに一人ずつ違う織り目を持っています。

BASE / 東京都足立区綾瀬二丁目31番7号
FIELD / 通信制高校・教育支援の現場
DATUM / 一人ひとりの現在地

03 / Works

私たちの事業

地面を上げるための手段は、大きく二つです。現場に人を届けること。
そして、学びが続く条件を整えること。

W—01

通信制高校向け
講師派遣事業

通信制高校で学ぶ生徒には、それぞれの事情と、それぞれの速度があります。集団の進度に合わせる授業ではなく、その生徒の現在地に合わせる授業を届けるために、私たちは講師を派遣します。

レポート学習の伴走、スクーリングや面接指導の補助、基礎教科の学び直し、進路に向けた学習設計まで。学校の運営方針と生徒の状況に合わせて、必要な形の講師を組み立てます。

  • レポート学習支援
  • 基礎教科の学び直し
  • 個別・少人数指導
  • 進路学習の設計
  • 継続的な派遣体制
机に向かい、自分のペースで学習に取り組む生徒の手元。
W—02

教育支援事業

授業だけでは、底は上がりきりません。学びを続けられる条件——生活のリズム、相談できる相手、次の一歩の見取り図——を整えることまでを、私たちは事業の範囲と考えています。

学校や家庭、地域の支援先と情報を共有しながら、生徒が「今日も来られた」を積み重ねられる環境をつくります。講師や支援スタッフに向けた研修・情報共有の場づくりも、この事業の一部です。

  • 学習環境の整備支援
  • 学校・家庭との連携
  • 講師研修と事例共有
  • 教材・学習計画の作成
  • 進路・キャリアの相談支援
並んだ本の背表紙。積み重なった知識のイメージ。

04 / Survey

測って、引いて、届けて、
また測る。

地形を変える仕事には、必ず測量が要ります。
私たちの進め方は、測量の手順とほとんど同じです。

STEP01

現在地を測る

学校の課題と、生徒一人ひとりの状況をうかがいます。学力だけでなく、通学の形、生活のリズム、つまずいた地点まで含めて、いまの標高を丁寧に測ります。

STEP02

基準線を引く

「どこまで上げるか」を、学校と一緒に決めます。理想の到達点ではなく、この生徒がこの期間で確実に立てる高さを基準線として設定します。

STEP03

講師を届ける

基準線に合わせて講師を選び、派遣します。教科の力量だけでなく、待てること、急かさないこと。通信制の現場で必要な資質を重視して人を組みます。

STEP04

上がったか確かめる

定期的に記録を取り、学校へ共有します。上がっていなければ、原因を測り直して方法を変える。この繰り返しが、私たちの実践です。

05 / Message

代表メッセージ

誰も、
置いていかない
地面をつくる。

「学校が合わなかった」という言葉を、これまで何度も聞いてきました。けれど話を聞くほどに、合わなかったのは本人ではなく、立っていた地面の高さのほうだったと感じます。

通信制高校は、その地面をつくり直せる場所です。時間割も、通う頻度も、学び直す範囲も、一人ひとりに合わせて組み直せる。あとは、そこに人が届くかどうかだけです。私たちが講師を派遣しているのは、この「届くかどうか」の部分を埋めるためです。

底上げは、派手な仕事ではありません。数字が跳ねるわけでも、短期間で結果が出るわけでもない。それでも、一人の生徒が今日レポートを一枚出せた、来週も来られそうだと言った——その積み重ねだけが、地面を確実に上げていきます。

私たちは、これからも地道に土を入れ続けます。誰も置いていかない地面を、この足立の低い土地から、少しずつ広げていきたいと考えています。

REPRESENTATIVE / 代表者 山崎 啓三

06 / Profile

法人概要

法人名
特定非営利活動法人 教育底上げ実践会
代表者
山崎 啓三
所在地
〒120-0005 東京都足立区綾瀬二丁目31番7号
活動内容
通信制高校向け講師派遣事業/教育支援事業
活動地域
東京都および近隣地域